胡座座の勧め

今畳床が少なくなり椅子生活が多くなっているが日本における椅子生活の歴史は浅い。日本における椅子デザインの世界でも世界に通じるものはほとんど小椅子である。筆者は無理に西洋化するのではなく畳座卓世界が持っていた視点の低い落ち着いた生活空間を勧めたい。

筆者の住宅設計の経験でしばし遭遇したことだが夢の新築住宅が叶った時リビングにはフローリングの床に白い大理石のテーブル、黒の革張りのソファーを望む人が多かった。そんな時ソファーは脚一体型を勧めた。なぜなら住まいになれるとソファーを背にして床に直に座るくつろぎかたが多く見られた。やはり日本人畳座がよく似合う。

添付写真は畳のない人のために作った胡座椅子オットマン付きである。注文主はこれにゆったり座りテレビ鑑賞、音楽鑑賞に耽る。

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